背中のストレッチ◆猫背改善

4月のピラティスヨガのレッスンテーマは背中(背骨)のストレッチでした。

寒く、道の悪い北海道の冬を過ごした方の多くは、背中が丸くなってしまったのではないかと気にされていたり、呼吸が浅い・肩こり・首が痛い・むくみが気になる、などといった悩みをお持ちのようです。

一つ、丸くなった背中を伸ばして、深い呼吸を取り戻すためのピラティスムーブメントをご紹介します。

ピラティスでは「キャット」というネーミングがついております。

ヨガでも「キャット&カウ」と呼ばれて背骨のトレーニングとしても多くの場面で紹介されていると思いますので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

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息を吐きながら背中を丸め(1)、吸う息で背中を反らせます(2)。これを繰り返し行います。背骨は24個の細かい骨で首から骨盤まで繋がってできています。これを一つ一つ端の方から順番に動かそうと意識をしながら行います。

ピラティスは基本的に動きを止めることはありません。呼吸に合わせて滑らかに背骨を動かし続けるのがポイントです。

注意点は、反った時に上を向きすぎて首の筋肉を緊張させないこと。上を向きすぎて首が詰まると筋肉が緊張して、逆に凝ってしまったりするため、目線は1メートル先を見るようにします。

この動きは、背骨の横にある脊柱起立筋群という背骨と一緒に胴体を支える筋肉と、多裂筋という奥の方にあるインナーマッスル(深部の筋肉)にアプローチしてゆきます。それらが硬く縮こまってしまうと、姿勢の問題だけでなく、肩凝りや腰のトラブルにも繋がります。

背骨がある程度滑らかに動くようになったら、丸まったところや、反ったところで、停止してしばらく呼吸を続けます。丸まった姿勢での停止は背中側の、反った姿勢での停止は胸まわりのストレッチになります。

是非、おうちでのケアの一つにしてみてくださいね。